▲寿司

▲天ぷらの盛り合わせ

ユネスコの無形文化遺産に登録された和食は、「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」
「栄養バランスに優れた健康的な食生活」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」
「正月などの年中行事との密接な関わり」である。
料理や調理法だけでなく「いただきます」や「もったいない」といった食事という
空間に付随することがらも含めた
「自然の尊重という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習」といえる。
日本政府の外国向け「日本食レストラン推奨制度」では、
具体的に懐石、寿司、天ぷら、うなぎ、焼き鳥、
そば、うどん、丼物、その他伝統の料理を
日本食としている。

▲すき焼き

すき焼き(鋤焼、すきやき)は、海外でも広く知られる和食の一つである。
薄くスライスした食肉や他の食材を浅い鉄鍋で焼いたり煮たりして調理する。
調味料は割下など、醤油、砂糖が使用される。

材料(分量はおおよそ4人前)
牛肉 400g
ネギ(根深ネギ) 2本
しらたき 1玉
シイタケ 12枚
焼き豆腐(生豆腐よりも崩れにくいため、よく用いられている) 2丁
シュンギク 1束
牛脂 適量(食用油でも代用可能)
割下
・出汁 カップ1/2(無い場合もある)
・醤油 カップ1/2
・みりん 大さじ3(砂糖で代用可能)
・砂糖 大さじ3
・料理酒(塩分が含まれるため、多く入れると塩辛くなるので注意。
 日本酒であれば、割下の味が濃くなった際の薄めに使用可能)
大さじ4
溶き玉子 適量(1人1回1個程度)
    作り方
  1. 材料は食べやすい大きさに切っておく。
  2. 熱したすき焼き鍋に割下を適量入れ、肉や野菜と共に煮る。
       割下を入れる量は、味の濃い割下なら鍋底が隠れる位の少量で、
       味が薄めの割下なら通常の鍋と同程度の量を入れる。
  3. 火が通ったら溶き玉子にくぐらせて食べる。
  4. シメには茹でたうどんを入れ、旨みの凝縮された汁を味付けをし直した後、
       染み込ませて食べる。味付けの濃い割下では辛くなるだけなので要注意。

▶︎すき焼きの一例

世界に広がる和食